貫井囃子こども教室



主催: 貫井囃子保存会

期間: 9月2日〜11月18日までの毎週土曜
全12回



このたび文化庁委託、財団法人伝統文化活性化国民協会による伝統文化こども教室事業の一環として、貫井囃子こども教室を行いました。

昨年、第1回こども教室を行いましたが、教室が終了してすぐに『次はいつですか?』『もうやらないのですか?』という多くの声が寄せられたため、急遽、第2回を企画しました。今回募集したところ、20人以上の子供達が集まりました。最終日には発表会を行い、練習の成果を披露しました。














貫井囃子こども教室では、太鼓の叩き方、踊り方といった技術的なことの前に、礼儀を教えるようにしています。まず子供達に最初に覚えてもらうのは挨拶です。最初は恥ずかしくて言えなかった子も、2,3回目の練習からは「こんにちは!」と元気よく挨拶をして集まってくるようになります。

子供達の変化は練習のとき以外にもみられるようです。父母の方々からは『普段も挨拶が出来るようになった。』『落ち着きがでて、しっかりしてきた。』『引っ込み思案の子だったのに、うちに帰ってくると今日はこんなの習ったよ、と一生懸命私に教えてくれるんです。』といった嬉しい報告がありました。付き添いで練習に来ている父母の方々も子供と一緒に習い、家でもお囃子の話をすることで、さらにコミュニケーションが深まることもあるようです。

回数をおうごとに、子供達はお父さんやお母さんのそばから離れて練習が出来るようになり、積極的になっていくのが分かりました。さらに、前回に続いて参加した子が中心となって、子供同士で太鼓を叩いたりするなど、チームワークも出てきました。発表会までの回数が前回と比べて少なく、子供達がどこまで覚えられるか心配でしたが、発表会では私達が驚くほど、みんなしっかりと、そして堂々と太鼓の演奏と踊りを披露しました。